2009年6月25日木曜日

福島学会でのポスター発表


今回の演題は、全演題ポスター発表でした。
それぞれのセクションの中央に、プラ板につけたポスターを持ってきての、プレゼンという訳で、緊張しつつも、楽しく発表ができました。
質問は、2題。
義手の重さにつてのものと、能動と電動の選択について、どちらを選ぶべきかというものでした。
発表後、フロアーでも、現在4歳の小児切断者を担当する方から、とても参考になったとの評価と具体的な質問を頂いた。

画像の声が小さいので、ボリュームを上げて、ご覧下さい。

2009年6月23日火曜日

11ヶ月女児の脳梗塞例

MRI上は、両側前頭葉、側頭葉に梗塞巣がある。基底核の方にも病巣がある。

診断名としては、脳梗塞だが、体にカフェオレ班があり、
レックリングハウゼン病がある。
脳の狭窄があり、脱水により、発症してしまった。
レックリングハウゼンの場合は、もやもや病変のことが多いということだが、MCAの狭窄が、この年齢で生じてしまったということは、稀といえる。

発症後、1ヶ月が経過し、脳全体の萎縮も進んでいる。
今後とも、狭窄、発症の可能性はあり、血流再建のためのバイパス術を行う可能性もあるとのこと。

発症前は、座位が不可能であり、現疾患の影響があったのかもしれない。
発症後1ヶ月の時点で、座位はとれず、全体に体幹は伸展傾向が強く、寝返りも伸展優位である。
上肢は、肩甲帯は後退傾向で、On Hand、On elbowはできない。
なん語もない。

急性期の治療は終了したが、全身管理が必要な疾患であり、リハビリも進めていく必要がある。

2009年6月5日金曜日

動脈瘤に対するコイル塞栓術

脳外科医師による新人看護師向けの勉強会に参加してきました。

リハスタッフも参加させていただき、動脈瘤やSAHの外科手術について、画像や術式などを概説していただいた。

コイル塞栓術に使用するカテーテルも,実物を触らせていただいた。

コイルは、瘤の大きさなどにより、直径も、使用する数も違うらしく、50数本使っている動脈瘤破裂の方がリハで関わる事もあるので、実感できた。

基本的な事で、誤解していたのが、このようなコイル塞栓術もクリッピング術も、動脈瘤破裂後のものは、あくまでも再破裂を防止する為のもので、SAHを治療するものではないということ。

破裂の言葉のイメージから、動脈瘤が風船が破裂する様に大出血するイメージだったが、動脈瘤の壁から漏れる感じらしい。

従って、破裂後再度破裂するのは、動脈瘤が一度破裂して、しなしなになるのではなく、動脈瘤はパンパンのままで、それが再度漏れる感じなのだ。


因に、事前に動脈瘤が在ることがわかり、手術をする場合、ここではコイル塞栓術をファーストチョイスにする事が今は多いらしい。

コイル塞栓術は開頭術ではないので、侵襲は少ないとはいえ、術中の出血や血栓が飛ぶ可能性もあるので、未破裂の動脈瘤に対して手術を行う場合の説明は、その辺の事を十分に患者家族が納得して行われることを強調されていた。

2009年6月4日木曜日

ポスター発表のポスター作り

これまで、全国学会でポスター発表をしたのは、1回のみので、ほとんどが口述で発表させていただいていた。その1回も、スライドを作って、順番に貼ったので、それで今回もいいと思っていた。

が、今年から職場の医局でポスターができる印刷機が使えるという事で、今回の福島学会では、1枚刷りのポスターを作ることにした。

今回のサイズは、85cm × 135cm。

ワードで作るのかと思ってやってみたら、作りにくい。
PTさんにきいたら、パワーポイントの方が全然楽ですよ、ということで、サイズに設定して作成。応募時に作った予演会のスライドをもとに作ったら、あらら、簡単にできるので、ビックリ。

朋友会のプレゼンセミナーで、以前に外部講師の方がポイントとして上げていたのは、大事なのは、空きスペースがインパクトを与えるということで、なるべく簡略化して作成。

なるほど。

スライドとは違う面白さがあるね。

出来上がったら、アップ予定。乞うご期待!

2009年6月2日火曜日

交通外傷後の脳挫傷

新人OTのプレゼン

40代の女性。交通事故により受傷。受傷後2ヶ月を経過。
硬膜外血腫、外傷性のSAH。
開頭血腫除去術を2度施行するなど、発症当初は脳浮腫が厳しかったとのこと。
両側前頭葉、両側小脳、左側頭葉に病変を認めた。

訓練室に移行して2w時の評価。
意識障害は一桁。
上下肢とも、分離運動は良好。
体幹失調があり、移乗、立位、歩行時のバランスの低下があるが,近接にて歩行可能。
膝に異所性骨化。
ADLは、BIで50点代。模倣レベルで可能。
高次脳機能は、
注意障害、記憶障害、発動性障害と中等度の失語。
簡易失語症検査60点。
コースIQ82
かなひろい無意味18、有意味14
図形再生は問題ない。

前頭葉症状の評価のプレゼンが少なかったので、その辺を指摘された。TMT,BATSなどの遂行機能評価が足りないとのことだが、数日で急に改善してきたということだろう。

私見では、ベッドサイドから訓練室に移行して2wあまりでこのような状態にまで急速に改善があるということで、失調症は改善していくと思う。コースの点が悪くないのがポイント。高次脳機能(失語)も、かなり良くなると思う。少なくとも、在宅復帰は可能と思われ、生活の拡大と共に、高次脳の影響(遂行機能,記憶障害)がどう出てくるかだと思う。

このような方の場合、急性期病院ではリハ施設へ転院となるので、最終的な帰結はわからないが、この辺が今の新人職員にとってはイメージがしにくいところなのだろう。

2009年6月1日月曜日

ラクナ梗塞の一型 BAD

先週の神経内科医師の新人向け講義から、

ラクナ梗塞は、穿通枝の梗塞で、一つ一つの枝の先で、梗塞が起きるイメージなのだが、
BADは、穿通枝の枝の根元から梗塞が起きてしまう型であるらしい。

そして、症状の進展が急速で、重度化してしまうらしい。

穿通枝は、縦に通っているので、画像上は、横のスライスが幾重にも梗塞巣がみえていた。

これまで、ラクナ梗塞例は当然リハビリの対象で、何人の方も、来られていたが、
このような型の方は、いただろうか?

すぐには記憶には無いので、調べてみよう。